ケアワーカーと猫の手
by ウメ
第56回  ミケちゃん

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風のない穏やかな日、久しぶりに近所の地域猫に会いたくなった私は、猫のおやつ、お皿、ゴミ袋を持って公園に行きました。

木陰から「ニャ〜、ニャ〜」とかわいい声で鳴くのは、ミケ猫でした。

短毛で、とくに白色の美しさが印象的で、長いしっぽをピンと立たせていました。

おやつを警戒しながら食べていた時、サンダルを履いた年配の女性がやって来て、怒った口調で
「ミケちゃん!!また、ここに来て!!」
と問い詰めます。

そして、ミケちゃんを優しく抱くと
「ごめんなさいね...この子、おやつが欲しくなるとここに来るのよ...」
と申し訳なさそうに言いました。

ミケちゃんがその女性の首にスリスリする姿はまるで、
「ごめんね」と謝っているように見え、とても微笑ましかったです。

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コメント
ミケちゃん、バアバに愛されてるのが伝わります♥ウチの市にも、地域猫の姿を全然みなくなりました。地域猫のいない街の風景‥何か無機質で怖いのは私だけかな?
猫バカ | 03/21
ミケちゃん、かわいいですね。おやつ貰ってたくさん可愛がってもらってね(=^・^=)
ネコ美 | 03/17
なんか婆ちゃんの掛け声が自然でミケちゃんを回収してゆくのも毎日楽しそうで何よりですよね
ナッシュ | 03/16
おやつ食べたいね♪スリスリする姿、微笑ましいですね♪
シロミケ | 03/16
ミケちゃん賢いね。ウメさん我が家の近くには、野良ちゃんも全然居なくなってしまって…猫の姿すら見る事が無く、寂しいですよ
ハンゾウ | 03/16
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