ケアワーカーと猫の手
by ウメ
第12回 ここまでの道のり

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私の顔を見ると毛を逆立て「ウー!!」と、怒っているのは利用者様の飼い猫のいずみちゃんです。

利用者様が寝たきりの為、着替え時に体に触ろうとすると、「お母さんに触らないで!!」キバをむき出しにして怒ってきます。

「いずみちゃん、ごめんね。イジメているわけじゃあないの。お母さんの体をきれいにしてあげるの」

でも、利用者様の体を動かすと「痛い!痛い!」と言われるので、いずみちゃんからはイジメている様にしか見えないのでしょう。


そんなある日、いつもならベッドにいるいずみちゃんが今日はいないなぁと思いながら玄関に行くと、いずみちゃんが私の靴を噛んでいました。そして、今では、いずみちゃんを抱っこできるまでになりました。

いずみちゃんがヘルパーの私を受け入れてくれたことが一番の幸せです。

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コメント
ハンゾウさんへ 認めてもらえてとても嬉しく思っています。 シロミケさんへ 良かったですよ〜。 ネコ美さんへ 私も いずみちゃんの必死さが、とてもかわいく思います。理解してもらえて良かったです。 猫バカさんへ 年配猫はヒトがおもうよりずっと空気を読めますと言う言葉がとても心が打たれ勉強になりました。確かに!と思いました。そして、ありがとうございます。 コメントありがとうございました。 大変、勉強になりました。みなさんのコメントで気がつかされました。 ありがとうございました
ウメです | 08/02
年配猫はヒトが思うよりずっと『空気』を読めます。いずみちゃんはウメさんの真心とママの信頼を読み取ったのでしょう。ウメさんの頑張りが認められた証です♥
猫バカ | 08/01
いずみちゃん、可愛いですね。玄関で靴を噛んでるいずみちゃんを想うと、何とも愛おしい気持ちになりますね。今はもう、いずみちゃんに理解してもらえて良かったですね。
ネコ美 | 07/30
いずみちゃん、大好きなご主人様を大切にしてくれることがわかったのですね♪よかったです。
シロミケ | 07/29
いずみちゃんに分かって貰えてよかったですね。お母さんのお世話をしてくれる人…と認めて貰えたのですね。
ハンゾウ | 07/29
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≪第11回 長い月日を経て
≫第13回 認知症になってもかわらないもの
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