ケアワーカーと猫の手 by ウメ |
第6回 幸せな時間 |
天気がいい日は、洗濯物を外に干します。
午後、洗濯物を取り込むとコナツが、どこからともなくやって来て洗濯物の上に座りこみます。
「おひさまの匂いが気持ちいいね」
コナツに話しかけバスタオルをフワァとかけると、コナツののどがゴロゴロいっているのが聞こえてきます。
頭をなでるとコナツは目を閉じて眠る体勢になります。
コナツの頭をなでていると私まで眠くなり、そのままコナツとお昼寝をします。
私にとって、この時間が一番幸せな時間なのです。
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