ケアワーカーと猫の手
by ウメ
第5回 猫のおかげ

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ある利用者様の食事が、ご飯二口におかずを一口召し上がられただけでした。
この量では体が心配です。

「何か別の物でも作りましょうか?」と伺うと
「食欲がないのよ。1人で、ご飯を食べても美味しくないの......」寂しそうにおっしゃっていました。


一緒に食事をしてあげたいのですが、規則でヘルパーは一緒に食事ができないのです。


何かしてあげられないか考えていると「ニャー」と鳴く声。
すると「待ってたのよ!」と利用者様は、嬉しそうに窓を開け猫を家に入れました。

小皿にめざしをうつして「さあ、食べましょうね、おいしいね」と言って嬉しそうに、
猫と一緒に、利用者様もご飯を完食されました。

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コメント
ハンゾウさん、猫バカさん、ナッシュさん いつも細かなコメントありがとうございます。 ハンゾウさん、猫バカさん、ナッシュさんのコメントが私の心を、ほっこりさせ 又、嬉しくもなります。 読者の皆様 体に気をつけて下さい。 またね。
ウメです | 05/06
可愛いヘルパーさんが居るんですね。ただ、食事の後は長居してくれてますか?利用者様も毎日楽しみの時間で良かった。
ナッシュ | 04/30
うふ♪ 読んでるだけで、ほほが緩んじゃった!いつも素敵なお話有り難うございます ウメさんのお話は人とにゃんこの『小さな、だけど暖かな絆』を感じて幸せになるね♥
猫バカ | 04/29
う~んいいお話しですね。年を取ると(私も含めて)食事は本の些細な事で、美味しかったり食べられなかったり…にゃん仔毎日来てね
ハンゾウ | 04/29
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