ネコのあなたと「私」
by 黒目月子
第112話 やわらかい毛

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ネコのあなたが体調を崩した。
おしっこをつらそうに何度もする。

朝一番に動物病院に行った。

病院に着いても、珍しくあなたはミャーミャー鳴き続けて、私は久しぶりにヒヤヒヤしていた。
病院の先生に「膀胱炎かもしれない」と、言われた。
そして、注射をしてもらった。


家に着いたら、あなたは落ち着いたようだった。
ようやく、あたしも落ち着いて、布団に潜り込んで、眠った。
あなたもあたしの横にピッタリきて、眠った。

あなたと眠ってると、朝の不安がドンドン消えていく。
そして、夕方まで眠った。

起きた時、あなたは眠っていた。


そっと、手をあなたの頭に乗せて、なでる。

柔らかい毛。
なんだか、痩せてしまった頭。

でも、確かにあなたなのだ。
どうか、どうかまだ一緒にこの地球にいてと、願った。


あなたは頭をあげ、少し笑った気がした。

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コメント
月子さんの気持ちが他人事に思えないよ〰️!!
猫バカ | 04/13
猫ちゃんの毛って本当に柔らかくてふわふわですよね。猫ちゃんの体調よくなりますように☆
ネコ美 | 04/12
一時的なものだといいですね。いつまでも元気でいてほしいです。
☆おまじない☆ | 04/12
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