ネコのあなたと「私」
by 黒目月子
第23話 薬

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ネコのあなたに薬を朝と夕、飲ませるコトになった。

胃腸炎だった。

あなたは薬の小袋をカサカサ言わせると、毎回遠くに居ても飛んできた。
多分、マタタビの袋と勘違いしているのであろう。

私はためらいもなく、ひっつかまえて口をアーンと開けさせて薬を飲ませた。
何回かくり返せば、あなたは薬だと覚えて逃げまくるだろうという私の予想は外れた。

体調が良くなり、最後の薬まであなたはすっ飛んできた。

ねえ、口を無理やり開けさせられるの平気なの?

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コメント
いつもコメントありがとうございます 〉野良執事さん かわいそうに、体がよっぽど、きつかったのかもしれませんね。
黒目月子 | 08/01
なんか嫌な事だけれども、「結果的に体調が良くなる」(=体が楽になる)ということを理解した猫さんは、薬を飲まされるルーチンを良いことだと理解して喜んで来てくれますよ。。。
野良執事 | 07/27
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