ネコのあなたと「私」
by 黒目月子
第3話 寝たふり

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近くのスーパーに買い物に出かけた。
別に欲しい物は無い。
ネコのあなたにムシされたのがシャクにさわり、家を出てきたのだ。

あなたは呼んでもさすってもエビのように丸くなったまま寝たフリをしているので、ブラリと家を出た。

スーパーに着き、エコバックをつい忘れた事に気づき、さらにむしゃくしゃする。
ブラブラ歩きながら、買い得の鶏肉を見つけたあたりで、ムシされた事もエコバックの事も忘れていく。

帰り道、いつのまにか前に覚えた流行りの歌を鼻歌でうたってた。

部屋に入り、すぐに気づいた。

あなたは寝ているのだが、位置が変わって、いつも私のいるパソコンの前のクッションの横にくるんと丸くなっている。

私は笑って、そのまま歌をうたいながらあなたの頭をソッとなでた。

コメントありがとうございます!

>タマコロさん
とても、コトリの気配に敏感ですよね。コトリレーダーのような物がありそうですね。

>トラスケさん
鳥の仲間になったような、あの鳴き方は不思議ですよね。
鳥のいる時しかしないので。

>孝you〇さん
鳥が飛んで行ってしまったあとの「あっ」って顔がたまらなく残念そうですよね。

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コメント
ほーんとつれない時って意地悪されてるみたいです。でもやっぱり自分を意識してるんだなって思わせる姿を見ると全部忘れて相手のペースにハマってるんです(笑)
孝you○ | 03/10
さすがに場所変えたらバレバレですよね(^^)
タマコロ | 03/10
心配になって探したのかな?でも気付かれたく無いから寝たフリ(^-^)
タマコロ | 03/10
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≪第2話 コトリの声
≫第4話 沈丁花
猫エッセイ
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