ケアワーカーと猫の手 by ウメ |
第24回 納豆はキライ |
82才の男性利用者様は奥様と2人暮らしで、寝たきりの生活が長い方です。
ある日、ベッド上でサイドテーブルを使い朝食を食べていました。
「朝ごはん、おいしく食べられていますか?」
と聞くと
「うまいよ!俺は朝ご飯は納豆が好きだね」
と話をしていると愛猫のミケちゃんがサイドテーブルの上に飛び乗りました。
お母さんが「ミケ!だめだよ!」
でも、そんなことは気にしていないミケちゃん。
「お父さん何を食べているの?」
興味深々でお父さんの口の匂いを嗅いでいます。
「俺の好きな納豆だよ!」
するとミケちゃんがお父さんのほほを猫パンチ!
「バカだねミケは、だからだめだって言ったんだよ」
呆れたように言うお母さんの声
家族の温かい時間を私は笑って見ていました。
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