ネコのあなたと「私」 by 黒目月子 |
第117話 花火 |
夏が来た。
近くの遊園地恒例の花火が始まった。
ネコのあなたは、もう、わかりきっているコトなのだろう。
驚きも怖がりもしない。
だが、チビネコにとっては初めての花火。
大きな音に、耳をふせて怖がっていた。
オオネコも大きな音に怖がり、それでも音の正体はなんだろうと、恐る恐る窓から不思議そうに見ていた。
あいにく、リビングから花火は見えない。音だけなのだ。
それでも、外を楽しそうに見ているオオネコ。
あなたには、花火よりキレイな物、見えてるの?
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