ネコのあなたと「私」 by 黒目月子 |
第92話 ストレス |
とっても暑い日に、ネコのあなたの抜糸があった。
暑い日に病院に行かなくてはいけないというだけで、あなたにはストレスだったのだろう。
病院では良い子だった。ほめられるほど。
我慢していたのだろう。
病院から帰って来てからの、あなたの落ち着かなさ。文句の多さはハンパじゃなかった。
もう、あなたにストレスがたまっているのは、見て明らかだった。
そこで、あなただけ。コネコには内緒にあげたものがある。
チュールタイプのおやつである。
あなやに「コネコには内緒。今日は特別ね」
そう言いながら、あなたにあげたらあなたはすぐにご機嫌になった。
急に落ち着いて、昼寝しだした。
今日ほど、このオヤツに感謝したコトはない。
暑い日の午後、私はホッとしてようやく、ため息をひとつ吐くことができた。
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