ネコのあなたと「私」 by 黒目月子 |
第87話 先に休んでるね |
「あー、もう寝よう」
そんな時、なぜ、ネコのあなたは分かるのだろう。
いつでも、その一瞬前に、リビングで寝ていたのをパッと起きて寝室へ行く。
そして、私を布団で待つのだ。
その顔は「先に待ってるね」と言っている。
部屋に入ると、安心したかのようにもう寝ている。
さっきまで、リビングに居たのに。
さっきまで、起きてこっちを見ていたのに。
なんで?
なんで、私が寝るって分かるのだろう?
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