ネコのあなたと「私」 by 黒目月子 |
第21話 添い寝 |
暑い夜、エアコンをつけて寝た。
ネコのあなたが「待ってました!」という顔をして、横にくっついてくる。
背中をピターッとくっつけて、ガーゼケットの上で手を伸ばし寝るあなた。
なんだか子守唄のひとつでも歌ってみたくなり、そっとあなたに歌ってみる。
うるさそーにプイとどこか行ってしまった。
さみしかったけれど、そのまま寝て起きたら頭の横にあなたがいた。
嬉しくなり、あなたと一緒に飛び起きて、涼しい朝の空気を部屋いっぱいに入れた。
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