ケアワーカーと猫の手
by ウメ
第22回 ビックリした!

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家族と一緒に住んでいる73歳の女性利用者様は、手がリュウマチで1人で着替えなどが困難な為お手伝いをさせて頂いています。

この日、着替えが終わり振り向くと小さな物体がチョロチョロと走ったのが見えました。


思わず
「ワーッ!!」
声を上げてしまい、利用者様は驚いた様子で
「どうしたの?」
と聞いてきました。

「すみません......何か小さな物が走ったのが見えたので......」
すると利用者様が笑いながら
「驚かせてごめんなさい。娘が猫をもらって来てくれたのよ。私の手がこんな状態だから、少しでもリハビリになればいいって。ご飯をあげたり猫じゃらしで遊んであげたりいい運動なのよ」
とおっしゃっていました。

テレビ台の下に隠れ、興味深々で私達を見ているマルちゃん。
体は小さくても利用者様を立派に支えています。

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コメント
エミさんへ 日本では動物を心のリハビリとして取り上げている病院が正直 少ないです。もっと取り上げてくれれば病気が良くなったり楽しい日常になると私は思います。 ナッシュさんへ 子猫は生後3ヶ月くらいです。 猫バカさんへ 小さな療法士さんのおかげで前に比べて利用者様の手のちからが入るようになったんですよ。
ウメです | 12/12
ウフフ♪その光景が目に浮かんじゃいますね♪小さな療法士ちゃん、利用者様のリハビリよろしくね♥
猫バカ | 12/05
それは子猫かなぁ? 良い事だと思います。猫じゃらしは激しいが、寝るのも早いですよ! どうぞ無理をせずお過ごしください。
ナッシュ | 12/03
先日、TVで、心が弱ってしまった子にひたすら寄り添う犬が紹介されていました。それはちゃんとしたお仕事で、日本には3頭しかまだいないそうです。その犬が側に居てくれるだけで、撫でているうちに、その子は心を開き、だんだん思いを話すようになるのですが、リハビリも一緒ですね。強要せずに自ら動くことで、体も良くなるのでしょうね。
エミ | 12/02
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