ネコのあなたと「私」
by 黒目月子
第82話 それがいい

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一気に夏になりそうに暑くなり、ワクワクしながら絵を描くようになった。

そんな時、コーヒーカップに水を入れて飲みながら絵を描いていると、ピョンともう座卓になったコタツの上にネコのあなたが飛び上がる。

「何やってるの?」
あなたが知りたくて仕方ないようだ。

チラッと座卓の上の物を見て、カップが気になったのだろう。
あっという間に、カップに手と顔を突っ込んで水をなめようとした。


なんだか美味しそうな顔をしながら突っ込んだ手をなめている。


あなたの水はちゃんと用意されていて、ちゃんと飲めるのに。
「そっちの方が美味しそう」と、思っているようだ。

そんな時、私はあなたに言いたいことがある。


ちょっとちょっと。
カップはカラですよ。

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コメント
中身が無くても、手を突っ込めただけで満足していた様子でしたよー。(笑)
黒目 月子 | 05/20
今回はプッと吹き出してしまうオチですね(^^)飲みやすいようにもっと入れときなさいよ~って言われませんでしたか?(笑)
どらニャンコ | 05/16
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≪第81話 雨の日
≫第83話 軽いキス
猫エッセイ
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